自分の方向性を見失ったときに参考になった言葉

看護師として3年間働いた病院を退職して半月が経過しました。
退職した当初は、やりたいことをやるぞ!
と、意気揚々としていたのですが…。
退職してみると、意外と心残りの部分を感じています。

自分の方向性を見失った


その理由はやはり、確実に給料が入るという安全安心な部分を失ったからだと思います。
時間を会社に渡す引き換えにお金という対価をもらう。
生きていく上ではお金というものは無くてはならないもの。
副職もはっきりとした成果が出ていない中で、辞めてしまったため不安感という気持ちが強いのだと思う。
でもこれって、「あの時辞めなければ…。もう少し続けてれば…。」と仕事を辞めてしまったことを後悔してしまうだけで、ここからは何も前に進めないと思う。
実際、僕自身がこのモヤモヤしている気持ちを持っているときは、家でひたすら考えていた。
1人で考えれば考えるほど、ネガティブ思考になってしまう。

だから、このモヤモヤしている場所からどんなアプローチで自分自身を動かすのか。
これが重要になってくる。

迷ったときに分かる、本当に大事なもの


そこで僕が取った行動はこれ。
「信頼・尊敬できる友人・先輩に相談する」ということ。
相談するって、当たり前のことじゃん。
と思いますが、これ意外と難しいんです。

相談する行為自体は簡単なのですが、気持ちをすべてさらけ出せる人に出会うことが難しい。
幸い、僕には昨年友人の繋がりで、人生において尊敬できる“Mさん”に出会うことができた。
このMさん。僕は本当に尊敬している。
仕事も今までの経験も僕と一致している部分は圧倒的に少ない。
でも、親身に話を聞いてくれて、深いアドバイスまでくれる。
こんな大人は初めて出会ったといっていいほど素晴らしい人だ。
このモヤモヤしている時期にそんな先輩に話をして相談することができた。

その先輩に僕が今感じていること、考えていること、不安なこと、これからのことをすべてさらけ出した。
すると、あるアドバイスをしてくれた。
それは、「とりあえず、やりたいことをトコトンやってみろ」ということ。
この言葉はよく耳にするが、簡単にまとめると、決めたことを掘り下げて取り組むということだ。
僕はやりたいことがたくさんある。
このやりたいことが仕事となったら、もっと最高だと思っている。
なので、やりたいことは手当たり次第にやっている。

そのため、同時進行に進んでいることから、ある意味で中途半端になってしまうことが多くある。
中途半端であると何事も成果が出ない。
成果が出ないと自分には向いてないと諦めてしまう。
これが僕のモヤモヤにつながっている。
だから、折角仕事を辞めたのだから、やりたいこと1つをトコトン掘り下げてみろということだ。


これを聞いたとき、衝撃を受けた。
確かに手当たり次第に同時進行にすることで、なかなか思っているような成果を得ることができなくなっている。
やりたいことをまずは絞る。
絞ってからはそのやりたいことを納得するまで極めてみる
これが重要だ。

そんなこと分かってるよ。
と今の目標や今後の計画が明確な人は思うかもしれない。
しかし、今後の人生に不安を抱えている人はこの部分を見失っている。
もし、自分の方向性について不安を抱いている人、何をすればいいか分からない人は、この内容をもう一度確認してみるといい。
この基本的な確認をするだけでも、少し目の前の霧は開けてくる。
もし、開けてこないのであれば、より尊敬できる人にもう一度相談し、より深い部分を客観的な目で見てもらうことが必要だ。

最後にもう一度。
迷ったとき、苦しんだ時は大事になってくるのは仲間だ。
仲間というのは家族・友達だけでなく、年齢の壁のない友人も含めて。
その仲間の中に、もう一段階掘り下げて信頼を置ける人を捕まえると自分の羅針盤になってくれると思う。