インフルエンザなんかで弱ってんの?~看護師が実践する3Point~

寒い日と暖かい日がバラバラで服装に迷いが出てきているSoraTOMOです。
最近、日中は暖かいのに日が沈むと引くぐらい寒くないですか!?
そんな時期に流行り始めるのが、”インフルエンザ”ですね。
看護師として働いている僕の病院にも外来でよく見かけますよ。
あのマスクをして、いかにも風邪です。体調悪いです。っていうような方。

インフルエンザは毎年の秋~冬にかけて一番流行するみんなが知ってる厄介なやつです。
感染すると、高熱・関節の痛み・だるさなどが出現します。
風邪はもちろんインフルエンザなんかに罹りたくないですよね。
そんな僕ですが、看護師になってからまだインフルエンザに罹ったことがありません!
それは、あるポイントを押さえてインフルエンザ対策をしているからです。
このポイントは僕独自に考えて実践していることなので、万が一同じようなことを実践してインフルエンザになっても僕は一切責任は持ちませんけど。笑
ここからはちょっと看護師感を全開でいきまーす。

まず、インフルエンザに罹らないようにするには相手を知らないと!
ということで、まずはインフルエンザについて、少し勉強してみますか。

インフルエンザってなーに?

インフルエンザは、”インフルエンザウイルス”が喉・気管支・肺で感染して発症する病気。
患者さんが咳・くしゃみして拡散したウイルスを吸い込むことで感染します。
意外と簡単に感染しちゃうんです
あと、よくテレビを見ていると、香港型!とかソ連型!とか言ってるの聞きませんか?
そうなんです。
インフルエンザって一概に一言でまとめてますが、大きく3つの種類があるんです。
A型、B型、C型の3つ。(細かく分けると、A型・B型もさらに細分化されてます。)
この中でも、この時期に流行る”季節性インフルエンザ”として繰り返すのが、A型とB型ですね。

予防接種って効くの!?

インフルエンザの予防接種をすると思うんですが、よく患者さんから聞かれるのがこの質問。
いやいや、予防接種って名目なんだから効いてくれなきゃ意味ねーだろ!」って普通は思いますよね。
でも、これがインフルエンザの予防接種に関してはハッキリ言えないんです。
それはなぜかー。それは先ほども話したように種類があるからなんです。
予防接種は基本的に1種類のインフルエンザウイルスしか打ちません
(時期を空ければ数種類打てるんですが、お金が結構掛かっちゃう感じです。)
なので、感染学のお偉いさんが今年流行るであろうウイルスを特定して、先読みしたウイルスを予防接種となります
ということは、このウイルスが外れていたら…。
あと、この予防接種もあくまで抗体を作るっていう作業をするだけなので、抗体さえ作られなければ意味なしです。
ということで、僕は患者さんに「予防接種って効くの?」と質問されたら、「絶対に効くとは限らないけど、万が一罹ったときに症状を最小限に抑えられるので、保険的な感覚でやっといた方がいいですよ!」って返してます。

症状は風邪と違うの?

今まで生きてきて、風邪にかかったことがない!っていう人はいないと思います。
風邪に罹ると、熱が出たり、くしゃみ・咳・喉の痛み・鼻づまりなど多様な症状で出てきますよね。
風邪とインフルエンザって、症状は似てるんですが、症状が違う部分もあるんです。
ってか、自分のこの症状から風邪かインフルエンザかが分かるんですよ!
簡単に一覧にしてみましたー。

風邪 インフルエンザ
時期 年間を通して感染しやすい 冬場に感染しやすい
症状 呼吸器症状・消化器症状
くしゃみ、咳
喉の痛み
鼻水、鼻づまり
全身症状
咳・鼻水・喉の痛み
全身のだるさ・食欲不振
関節痛、筋肉痛、頭痛
進行 ゆっくり 急激
発熱 37~38℃ぐらい 38℃以上

 

インフルエンザと風邪で明らかに違う部分は、急激に熱が出始めて、だるさと関節の痛みが出てくることが特徴!
若い人は安静と薬で治るんですけど、高齢者が掛かると更なる合併症になる危険性が高いんです。
なので、「あれ?インフルエンザかも?」と気づいたらすぐに近医の受診を受けるように!!

僕が実践する3つのポイント

インフルエンザに罹りたい!なんて思っている人はほとんどいないと思います。
僕の場合は仕事を急遽休むワケにもいかないので、全力で予防しないといけないんです。
そこで、常日頃から心がけている、実践している3つの予防ポイントを紹介します。

1. 夜更かしはしない。
2. 運動を欠かさない。
3. 手洗い・うがいをする。

おいおい。ここまで読ませてこれかよ!」って思った君。
この当たり前のような3ポイント。これ舐めたらあかんぜよ。
友達だったり同僚に風邪引きやすい人っているじゃないですか。
そういう人って、睡眠不足だったり、運動不足だったり…。
こういう当たり前のことを怠っている人がほとんどですよね。
インフルエンザは感染症なので、予防をするには身体の免疫力を上げることが絶対条件。
免疫は自己防御能力なので、免疫力を高めることで予防法の効果が発揮されます。
この予防法はあくまで心構えだけで大丈夫です。
あとは日常生活の中に落とし込んでいくだけ。
例えば、地元の駅を一つ前で降りて歩く。そして家に帰ったら手洗いを忘れずにいつもより1時間前に寝る。
これで僕は、インフルエンザに罹ったことがなく生活できています。
もし、インフルエンザ対策としてあんまりやってないなーって人は、やってみるのもいいと思いますよ!

一番大切な心構え

インフルエンザはウイルスの感染症です。そのウイルスが急激に増殖するので、他の感染症に比べて急激な発症につながってしまいます。
自分自身がインフルエンザに罹らないようにするには、その原因となるウイルスをいかに身体の中に入れないことが重要です。
ただ、どんなに注意していてもインフルエンザに罹るときは罹るんです!泣。
なので、万が一罹ってしまったときに、自分以外の周りの人に移さないということが何よりも重要!!
一番の予防策は、全員がインフルエンザに「罹らない」。
また、感染した人が周りの人に「移さない」ということが真の予防策だと思います。

より詳しくインフルエンザについて知りたい方は、日本政府が公表しているサイトもあるので、そちらをどうぞ!
参照:日本政府広報オンライン-インフルエンザの感染を防ぐには-