学生時代を思い出した話

最近、テレビを見ていたらあるCMが流れていて、学生時代を思い出したのでまとめてみました。

当時は愕然とし絶望しましたが、今ではいい経験と教訓となっている思い出です。


学生時代の僕

僕は小学校から大学までごく一般的な学生生活を送り、勉強や部活などをしてきました。

勉強に関しても決して頭がいいとは言えず、どちらかというと頭の悪い方でした。

(高校時代の英語のクラス分けでは、基礎クラスという下位クラスでした。)

だからといって、常に勉強!っていうわけでもなく、テスト前に一夜漬けで「何とかなるさー」精神のよくいる学生でしたね。


衝撃の一言

そして、今回思い出したのは、高校時代のある数学での定期テストでの話です。

いつも通り一夜漬けでテストに臨もうと考えていた試験1週間前。

その当時は夏のインターハイ予選が迫っていたため、ひたすら部活にのめりこんでいました。

そのため、部員全員の成績が少し下がっていたそうです。

高校全体が進学を目指すような学校だったので、日頃から部活だけでなく勉強にも集中するように。と言われていました。

そんなある日、部活の顧問が「次回の定期テストで一定の点数を超えない者は、一時的に部活動禁止にする」と言ったのです。

当時、レギュラーで全てを部活に注いでいた自分にとって衝撃的な一言だったのは今でも覚えてます。

ちなみに「一定の点数」というのは数学75点以上という点数です。

そこで、インターハイに出場するためにレギュラーの座を取られないため、1週間全力で勉強に取り組むことになりました。


勉強への情熱

1週間後の定期テストで75点以上を取らなければ!ということで、1週間の勉強合宿が始まりました。

朝起きて、公式を覚えながら学校へ。学校での英語の授業中も数学のテキストでひたすら解きまくる。

自分の中では数学は不得意な教科ではなかったので、大きく躓くこともなく進んでいきました。

今となっては、あれだけ数字と向かい合ったのはあの当時しかないと思います。笑


いざ試験当日

1週間の勉強強化期間を終え、いざ定期テスト当日となりました。

体調も問題なく試験本番。

始まる当初は、試験が解けるかどうかなど忘れていて、実際はレギュラーをキープできるかということしか頭になかったです。

そして、教員の掛け声と同時に試験開始。

プリントを開くとまずは問題を一通り見ました。

これはイケる!!!

高校自体の定期テストの傾向かもしれないですが、どの教科も最終問題は必ず記述問題なんです。

記述問題は時間がかかるため、配点が高い。でも、なんといっても時間が掛かりすぎる。

そのため、いつもであれば順当に初めの問題から解くはずでした。

でも、1週間集中的に勉強して変な自信をつけてしまった自分・・・。

まさかの記述問題から解いてやろうと思ってしまったんです。

そして、記述問題を解き終え、一呼吸をおこうと時計を見た瞬間でした。

「あと10分しかねーじゃん!!!!」

そこからはもう頭の中は真っ白です。

調子に乗って記述から書かなければよかったなんて思いながら必死に解きました。

なんとか全問解答を記入し、試験終了。

「間に合った・・・。」

これでレギュラー確定だ。


最低のミス

解答を教員が集め始めたころ、衝撃的なことが発覚してしまいました。

それは・・・。

「名前書いてねーじゃん!!!」

分かった瞬間、こそっと書こうと思いましたよ。

でもね、そういうときに限ってすぐ後ろに教員がいて、すぐ回収。

「はい。学生生活おわりましたー。」

もう絶望ですよ。「あの時、調子に乗らずに名前を真っ先に書いていれば。」なんてことを思いながら。

これが、あの当時はもう死にたくなるくらい自分を責めた思い出です。

ちなみに今回の思い出したきっかけのCMです。


その後のはなし

名前を書き忘れた自分は、試験終了後すぐに部活顧問のところへ走って向かい、名前を書き忘れたことを伝えました。

すると、部活顧問から「名前を書き忘れたことはもうどうにもならない。点数さえ超えていれば部活は再開させてやる。」と。

その一言を聞き、救われた・・・。これが実際の気持ちですね。

なんでも、その当時は勉強よりも恋愛よりも部活に全身全霊を注いでいたので。笑

そして、テスト返却の日。

点数を見ると”96点”

なんだこの点数!こんな点数は取ったことねーぞ!!

そして、インターハイにもレギュラーで出場できる!!

もうそれはそれは全力で喜びましたよ。

でもね、この96点は名無しさん(自分)の点数なんです。

なので明らかに僕の解答用紙なんですが、成績上では0点。

もちろん赤点。再試験対象者です。

ということで、再度1週間後の再試験を受けました。

そこでは2度と同じミスをしないよう調子に乗らないように、名前を濃く書いてやりました。

そんなこんなで無事、定期テストをパスできました。

そして、インターハイ予選にもレギュラーで出場することもできました。